厚生労働省は、1月30日の医道審議会医師分科会医師専門研修部会(部会長:遠藤久夫・学習院大学学長)で、2026年度以降に実施する専攻医のシーリング(募集定員上限)の見直し案を提示した。新たな案では、枠外としていた「特別地域連携プログラム」をシーリングの枠内とするほか、指導医の派遣実績に応じて通常プログラム数を加算する。委員からは大きな異論はなく、同日の意見を踏まえ、座長一任で修文の必要を判断の上、 ...
また、1990年代には、細胞分裂のたびに短くなっていく、染色体末端のテロメアを伸ばす酵素テロメラーゼが発見され、がんとの関連が注目されました。 以前から、体内での老化細胞の蓄積と個体老化との間には関係があるのではないかという指摘もありました。しかし、あまり注目されることはなかったようです。
新潟県の花角英世知事は2月6日、病院経営が危機に陥っているJA新潟厚生連に対して、10億円規模の支援を行う意向を表明した。厚生連病院の立地する9市も計9億円規模を支援する。新潟厚生連は2025年度にも資金ショートの恐れがあるとしていたが、医師のボーナスカットなどの経営改革に加え、自治体から19億円規模の支援を得ることとなり、資金ショートは回避される見込みだ。
ChatGPTなどの生成系AIが大々的に知られるようになってからおよそ2年。とはいえ、m3.comの調査によると、ChatGPTを「使ったことがある」と答えた医師は3割程度にとどまっているのが実情です。「AIといわれても、何から手を付けたらいいのかわからない」「どう自分の役に立つのかイメージがわかない」――そう感じる医師の方は多いかもしれません。今回お話を伺ったのは、東日本橋内科クリニック 院長の ...
2歳10カ月の男児が頸部リンパ管腫へのピシバニールを用いた硬化療法後に死亡した、「東京女子医大事件」の第23回公判が2月6日、東京地裁で開かれた。検察側の証人である小児集中治療の専門医は、男児の死因はプロポフォール注入症候群(PRIS)であることが疑われるとし、死亡当日男児が急変した時点から約24時間前の時点でプロポフォールを中止していれば、「救命できた可能性は割と高い」と証言した。
日本では緩和ケアにおけるコミュニケーションの技法として「反復」が推奨されているのを目にします。相手から理解していると認めてもらうためには、相手の言葉に自分たちの気持ちを押し付けず、言葉をそのまま繰り返し、語尾に「ね」をつけることが基本のスキルである、と。 その「反復」のスキルの例として以下のような例示がされています。 患者 「どうせもう良くならないんでしょう?」 ...